受診のポイント

こんばんは。先日の不安障害についての記事を読んでくださった方、ありがとうございました。今日の記事はその補足になりますが、精神科や心療内科の受診を迷う方に私がポイントだなと思っていることを書いてみます。

 

まず精神科と心療内科の違いですが、受診する側としてはほぼ無いと思っていいと思います。兼ねているクリニック、先生がほとんどの印象です。医学的な違いはわからなくて申し訳ないのですが、私が受診したいと思った理由でもある「専門家の意見を聞きたい」と「お薬を処方してほしい」という希望はどちらでも叶うので違いは意識しなくても問題なくここまできています。

 

次に初診について。これは予約がポイントなのですが、本当に本当に予約が取れないと思ったほうがいいです。電話して「初めてなんですが」と言うと「早くて三週間後になります」といわれるのが当たり前というイメージ。なので「まだこれくらいの体調なら大丈夫」と思わずに、少しでも受診を検討に入れているなら早く行動したほうがいいです。わたしは結局意識を失って倒れてたくさんの方に迷惑をかけたので、あと三週間早く行動していればよかったと思います。それに、初診は予約が取れないと言われると(言い方も優しい人ばかりじゃなかったのもありますが)結構絶望するんですよ。「あ、誰もわたしの話を聞いてくれないんだな」って。そういう思考になっちゃっていました、当時のわたしは。なので何度も言いますが受診を迷っているなら早めの行動をお勧めします。紹介状を持っていると手際よく案内してくれることも多いみたいです。

 

そして病院と先生選びですが、わたし自身は1回病院そして先生を変えた経験があります。最初の病院は藁をもすがる思いで母の知り合いのご縁で診てもらっていて、文句も言っちゃいけないと思っていたのですが、何ヶ月か通ってお薬も飲んで少し元気になった頃「このおじさん先生と意見が合わないな」「本当にこのお薬で合っているのかな」「もう少し予約が取りやすくならないかな」「そもそも遠いな」とかいろんなことを思い始めて。それも回復傾向の一面だったと思うのですが。思ったら我慢できないので、そこで初めて自分で病院探しをしました。おそらくこういうクリニックに通う方の性格の共通項であると思うけど、私も同じで、それまでの先生に病院を変えたいと言い出すのには勇気がいりましたし、今思えば癖の強い先生だったので嫌味は言われましたが、「引っ越すので」という理由を言えばそれ以上詰められることもなかったので(本当に引越しはしましたが理由として使っていいと思います)変えることができました。嫌味言うなんてありえないだろって当然内心キレましたけど、変えれるならなんでもいいや、と切り替えられるようになっていたのをおぼえています。

変更した先は女医の先生で、引越し先から電車など使わずに徒歩で行けるという立地面で見つけて行ってみたのがきっかけでした。話を聞いてくれないとか、いまいちな先生だったらまた探し直そうとあまり高い期待値を持たずに行ったものの、最初の問診の際に後ろの予約を気にせず時間をたくさんとって話を聞いてくれたこと、処方されてきた薬一覧を見て「これ、悪夢見るでしょ」と自分から相談する前に良く眠れなかったことを見抜いてくださったこと(悪夢を見る向精神薬があるんですよ…びっくりでしょ)、生理不順も相談できたこと、予約が取りやすかったこと、などさまざまな条件が叶うようになりストレスもさらに減ったので変えて本当によかったと思っています。今もクリニックを変えられた先生を追いかけて同じ先生にお世話になっています。今は3週に一度のペースで通っています。先生の他に、受付や会計のスムーズさ、待ち時間の長さ、スタッフの方の親切さなども見るポイントかなと思います。とはいえ、色々書きましたが、私のように少し元気になってからあとから変えることもできるので、まずは診てくださる先生との相性と通いやすさで選んでみることをおすすめします。

 

最後にぜひ知っていただきたいのが「自立支援医療制度」。これは簡単に言うと精神科や心療内科、お薬など精神疾患の治療にかかる医療費が保険証で通常自己負担3割のところ1割になる、割引のような制度です。医師の診断書と役所の専門窓口での書類記入があれば,一応審査はありますが、ほぼ全員が受けることができる控除です。年収や定職の有無等でも内容が少しずつ変わったと思うので詳しくはお住まいの行政のサイトで調べてみていただきたいのですが、わたしもこれを利用して年間を通じて一番通っている心療内科の費用を抑えています。費用面で受診を迷っている方もいるかも知れないのでぜひご存じなければ知っていただきたいと思い書きました。

 

長くなりましたが受診を迷う方に補足的にでも何か情報をご提供できていたら嬉しいです。質問やコメントもお待ちしています。