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キャスターというかリポーターというか…いまいちなんて肩書きをつけるべきなのかわかりませんが、まずはニュース番組デビューおめでとうございます!記念すべき1回目の出演、お疲れさまでした!


番組スタート後すぐに丁寧な紹介があり、拍手の中画面の中に登場したけえちゃんは、黒髪にスーツという完璧なキャスター仕様で、しっかりとした口調で挨拶を。すごくやる気に満ちていて、気合たっぷりで、真剣で。その姿を見たとき、本当に本当に感動しました。8年間変わらず好きな人が新しいことを始めるその瞬間が、なんて表現したらいいかわからないくらい感動的で、気づいたらTVに向かって拍手していました。心から、「おめでとう」と「頑張って」を届けたくなりました。

コーナーのみの出演かと思いきや最初から最後までデスクに座っていて、話す人の方をまっすぐ見て真剣に番組に参加していました。表情は緊張していたけどコメントを求められても落ち着いて返せていました。鎌田先生とのコーナー「ガンバラナイ」ではどちらかというと視聴者の立場から参加している感じで、きっとこういうニュース番組*1が求められているだろうなと思うので、ここに起用してもらったのは私も嬉しいです。アイドルとして生きてきた分知らないことも多いかもしれないけど、視聴者と一緒に勉強していく、くらいのスタンスの方が逆にいいんじゃないかなと思います。そして私は早急に鎌田先生の著書を拝読させていただきたいと思います(笑)

そして、けえちゃん担当の「気になる」のコーナー。初回の取材先は知的障害を持つ方々が働く場として今日オープンしたパン屋さん。けえちゃんも実際に厨房に入ってパンを作ってみたり、研修の場に立ち会う、という内容でした。積極的に、でも穏やかに話かける姿を見て、彼の優しさは本物だなと改めて思いました。健常者はどうしても障害のある方と接するとき、障害の方に目線を向けてしまいがちですが、けえちゃんはしっかり相手の目を見て接していました。そして笑顔で。そして、1日の取材でも「障害者の方に思いやりを持つ」という大切なことにちゃんと気づいていた。初回から素晴らしかったと思います。本当に、ありがとう。

障害のある方とどう関わり生きていくか。これは、知的障害者の兄を持つ私にとっては、物心ついたときから向き合ってきたことです。2歳上の兄の障害は比較的軽度のもので、ありがたいことに働き口も見つかり、勤務も4年目に入りました。でも、今日の放送でもあったように、日本は障害者の方が社会参加できる場が少なくて、制度も施設も充実しているとは言えません。依然さまざまな面での差別も偏見もあります。いじめとかそういう悲しい問題があるのも事実です。私もまだ勉強中で何かを言える立場ではないし、きれいごとを言うつもりもありませんが、ひとつ言えることは、みんなまだまだ知らないことが多すぎる。知らない関係ないで済ませていることが多すぎる。世の中には見ていない現実がたくさんあることをまず知ってほしいです。

けえちゃんがこの番組で24時間テレビから引き続いて障害を持つ方々と関わっていくと知ったとき、何か運命的というか、特別な意味を感じずには居られませんでした。この番組には、脚色を加えることなく、できるだけありのままの現実を届けてほしいなと期待しています。この番組のコンセプト「ミンナが、生きやすく。」と、その背景にある「マイノリティが生きやすければ、マジョリティも生きやすい。」という考え方に、とても共鳴します。ぜひ、マイノリティの声を社会に届ける番組になってほしいと思います。

けえちゃん、今日は本当にお疲れ様。緊張してたね。寝不足なのも目を見ていたらわかりました。昨日は寝れなかったのかな…もしかしたらその前からかもしれません。彼はそういう人な気がします。

ただ原稿を読むよりもずっと難しいことを伝えるお仕事。ナイーブな問題もあると思うし、それゆえにいつか傷つくこともあるかもしれない。それでも、けえちゃんなら、小山慶一郎なら、と思います。ずっと見ていくから、ぜひ、頑張ってね。


私も番組をただ毎週見るだけじゃなくて、ここに思ったこと感じたことを書いたり、自分でも考えることで、これから勉強していきたいと思います。

*1:どんどん話を進めてしまうのではなく、丁寧な解説をしてくれる番組