花束 - 36歳の小山慶一郎くんへ
幸せでいっぱいの毎日でありますように。
あなたの見たい景色がたくさん待っていますように。
ひとつずつ重ねていく姿をそばで見ていられますように。
揺らがずに高みを目指していけますように。
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毎年沢山の願いをあなたの生まれた日に思ってきたけれど、今年は、世界がこんなことになってしまった2020年の今日は、願うことはひとつだけです。
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毎日を心穏やかに過ごしてくれますように。
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大事にしてきたあなたを失うかもしれないと覚悟をした2年前のあの日、世界が、言葉が、他人が怖くてたまらなくなった。そんな日々がしばらく続いた。
そこから戻ってきてくれたのだからそのことだけに感謝を重ねていくべきだったのに、どこが変わったかな、本当に考え直してくれたかな、どういう風に返してくれるかな、と意地悪なことを思ったりしてしまうこともあった。真っ暗な闇の中に突き落とされたのは自分だけな気がして。
でも、辛くて怖くて腹立たしくて許せなかった思いも、思って思って思い尽くしたら乗り越えられたよ。まだ思い出せるけど、もうずっと遠くまで来れた。あなたはもっともっといろんな思いを味わったと思うけど、今それがあなたにとって良い意味で尽きていれば、と思います。
もう、いなくならないでくれたらそれでいいから。笑ってくれてたらそれでいい。小山くんが小山くんでいてくれたらそれでいいから。
当たり前のことに戻ってくるまで遠回りするようなファンでごめんね。
こんな私だけど、これからも見守らせてください。
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"私は泣くのが得意で"
"最初から慰めを当てにしてたわ"
"何度も間違った道 選び続けて"
"正しく ここに戻ってきたの"
"巡り巡る時を超え いつもあなたのところへと"
"この心 舞い戻ってゆく"
"無理に描く理想より"
"笑い合える今日の方が ずっと幸せね"
---「愛を込めて花束を」