NEWS 7th album「QUARTETTO」とかいう名盤のレビューノーツ

お題「NEWS「QUARTETTO」レビュー」

 

次々に決まる春のお仕事のお知らせに色めき立ちながらも毎日に忙殺されていたら今週末からツアーが始まってしまうじゃないですか!なんてこった!てなわけで初日を前に名盤のことを書きに来ました。レビューノーツなんてタイトルは名ばかりでいつもの通り好き勝手書いている雑感です。これを書くまではしげあきのクラウドでのライナーノーツ以外の、たとえばNEWS担が書いているレビューとかを読むのは我慢していたので、やっと読める!という嬉しさ。初日までに色々読み歩きたいと思います…あと2日だけど。

なお筆者は昔ちょっとかじった音楽へのほんの少しの理解しか持ち合わせていない偏ったヲタクですので、そこらへんは読みながら優しく見守っていただけると嬉しいです。それでは、いつものことながら以下長いのでたたみます。ほんとに長いよ、長いからね!!

 

 

01.Theme of “QUARTETTO”

アルバムへの導入曲。PVを音源化した感じですよねどれどれとゆるく聴き始めた私の耳に流れたのはPVの流れを汲んだ、第二のテーマ曲でした。時間としては短い中に、アルバム「QUARTETTO」の世界観のダイジェストとこれから始まる物語を期待させるワクワクする構成になっていて、「とんでもないアルバムが始まるぞ」という予感を確かなものにしてくれます。コンサートでは必ず、必ず、必ず!!コンサートのためだけのオープニング映像があると思うので!!最高のやつ、待ってます!!

 

 

02.QUARTETTO

アルバムのタイトル曲にはアルバムのコンセプトだけではなく、その年のグループの方向性を求めてしまうのですが、それをまったく裏切らないクオリティで届けてくれた1曲。ラジオでの初OAを聴いて、NEWSの2016年は間違いなく良い年になると確信して、それってなんて幸せなことなんだろうと打ち震えました。私の乏しい表現力では何も言えなくて悔しいけど、どこか漂うスペース(宇宙)感、ベース音の響く上にNEWSの美しいユニゾンが乗り、歌うは「希望」。最の高。ここまで好みに寄せてもらっていいのかなと怖くなるくらい好みど真ん中でした。コンサートでは普通に考えればオープニングナンバーだと思いますが、1曲目にしてその日の最大風速を観測するでしょう。

 

 

 

03.ANTHEM

どうも、ANTHEM大好き芸人です。私の2015年楽曲大賞堂々の第1位。ANTHEMは最高。大好きすぎて絶対に1番に生で見たくてベスアの番協に行ったくらいです。

強そう…いえ、間違いなく強いユニゾンでの「Wooo」からの幕開けと、1サビ、2コーラス目、2サビ、大サビと段階的に確実に盛り上がる構成と、使っている音、そして「we」で「頂きへ 駆け上がっていく」チームを歌った歌詞。制作には手越プロが関わり、意見もかなり盛り込まれたこだわりの1曲。WQから続いたこれまでのサッカーソングの集大成でもありますし、4人で闘ってきたNEWSのこの数年間の集大成でもあると思います。CWCのテーマソングに起用されたことが大きなきっかけであることは間違いないですが、それを抜きにしても、またサッカーを抜きにしても断言できる名曲で、今のNEWSの勢いや強さを音楽にしたらこうなりました、という名刺代わりのような曲だと個人的には思っていて。NEWSの、トップというターゲットを確実に捉えて狙っていっている攻めの姿勢をびしびし感じて、そういう時々見せるギラギラした精神がたまらないNEWS担。やっぱりANTHEMは最高。「KAGUYA」のカップリングの「Top Of The World」も大好きなのですが、まさかこの2曲が続いて披露されたりしたら私は真駒内でひっくり返っているでしょう。

ちなみにイッテQでさらっとCWCキャスター就任を発表され、さらっとテーマソングも決まってるんですけどーと発表され、さらっとぬるっとしていたのに過去最高にかっこいい曲が出来上がって、もうわけがわからなかったけどとにかく嬉しくてひたすら爆笑したあの夜も良い思い出です(笑)さくっと爆弾落とされたあの感じが最高だった(笑)ANTHEMは最高です!!(さて何回言ったでしょう)



04.シリウス
CMではサビしか聴けなかったしそもそもサビしか作られていなかったこの曲に、最高の歌い出しとABメロ、大サビ、コーダーがついて、NEWSはまたひとつ壮大な曲の歴史を重ねました。浮かんだのはDreams、それからFLYING BIRD。でもそのどれとも違うのがこれがラブソングであるということ。私も何回か聴くまでこれがラブソングだと気づかなかったのですが、それはきっとあまりにもまっすぐに、まさに流星のような疾走感のあるてごちゃんの歌声とユニゾンで何度も繰り返し歌われる「夢のまま いられたら」のフレーズにNEWSを、人生を重ねてしまっていたからかもしれないと自己分析しています。「永遠だったときめきを置き去りにして」なんて節も、少し考えを変えれば人生への後悔や過去の回想にも聞こえるじゃないですか。もちろん今は後悔を抱えた主人公がもう一度相手の幸せと一緒にいる時間を願う愛の歌だとわかっていますけど。

面白いのはタイトルの「シリウス」が一度も歌詞中に出て来ないのに、情景とメロディで見事に夜空で1番明るく輝くシリウス、一等星の姿をしっかりまぶたの裏に浮かべることができるところ。そんな一等星をもう一度会いたいあの人に喩えて愛を歌うところがそもそものこの壮大なスケール感を作るエッセンスなのだろうと思います。それからサビが「このまま時を止め 夢のままいられたら/結ぶ星座のように 君をずっと離さない/夢のままいられたら」ととても短い詞であること。少ない文字数はとても文学的で、抽象的でもあるように感じるけどそれがまた味で。主人公の願いが今はもうただひとつでしかないことを想わせるとても綺麗な工夫だなあと思ってます。歌う4人の声も綺麗で、実年齢がいくつになっても保たれるNEWSの声の若さが確実な成長を重ねても大きな武器であることを改めて気づかせてくれる曲。まったくどこまで上手なのか。どんな表情で歌うのか早く見たいです。

コンサートではどこに置いても目玉になるパワーを持った曲だと思うけど、前半の目玉になるのかなという予想と希望。この曲で踊ったら全私が諸手を挙げて歓喜パレードを開催します。こういう曲で踊るNEWSこそ求められいるNEWSだと思うんです!!(鼻息)

 

 

05.Touch

NEWSちゃんらしいポップでかわいい甘めソング。このアルバムでもアイドル度の高さは1番かなと思うけど、でもジャニーズっぽくはないですよね。オシャレだし使ってる音もジャニーズの感は薄い印象。本人たちも「NEWSの王道」と何度も話していたけれど、ほんとにそうで、ジャニーズの王道ではなくてNEWSの王道まっしぐらなこの曲。本人たちと同じように受け取れるのはとても気持ちいいことだなと改めて感じています。シリウスの後ろのこの位置がとても心地よく、もちろんこの曲自身が音楽性もクオリティも高い楽曲なんだけど、ここまでの勢いある流れにちょっとワンクッション置いてくれてる役割を担ってるなと感じました。給水ポイントみたいな。こんなかわいい給水ポイントみたことないけど(笑)NEWSちゃんが給水ポイントにいたらそれ以上走れないわ、そこがゴールだわ。

この曲はサビの「触れたい」「言えない」のメロディでファルセット、裏声を使っていますが、その音程も質感も全くぶれないのがハーNEWSさんお上手ですわーと聴くたび惚れ惚れするポイントのひとつ。さらっと当たり前に歌ってみせるから特に着目してはいなかったんだけど、ふと、改めてそれってグループとして高度な技術を要する歌い方なのでは?と思って。4人それぞれ違う声質なのに集まったときのユニゾンの透明度が高いNEWSならでは。それこそが強みで、それを前提に用意された曲なのだと思っております。かっこいいねぇ。

ツアーでもどこで歌っても邪魔にならず良いアクセントになると思うのだけど、最新シングルだから前半かな。ツアーバージョンの衣装も楽しみ。去年のツアーで言うNYAROみたいにかわいいNEWSを最大限に見せてきてくれるんだろうと今からにまにましてます。ていうかTouchのこと考えるとだいたい「へへっ」とへらへらしちゃう。多分Mステでの例の超絶かわいいテゴマスさんのせいです。へへっ。コンサートでは踊り慣れて絶対に超ぶりっこしてくると思うしヲタクもきゃあきゃあして大変なことになりそう。最近はしげちゃんがメンタル強くなって全力でぶりっこできるようになったからもう怖いものなしですよね、ストッパーがいない(笑)もうとことんかわいいを誇示していただいて、とことんきゃあきゃあしてさしあげましょう!!アラサーの本気来い!!



06.NEWSKOOL

初めて聴いた時の「新しい世界こんにちは!」感にびっくりした一曲。タイトルからの想像と、新たな形でのメンバー紹介曲との事前情報から描いていたものをポーンと超越していきました、それもものすごい距離をものすごい跳躍力で越されていった感じ。遊び心のある歌詞と計算された音楽。そしてしげあき曰くのこの曲のテーマは「温故知新」と聴いてまた膝を打ちました。なんてこった。音楽的にも今までにない感じで、しげあきがこれをジャニーズでやるって…!とかなりテンションあがっていましたけど、確かにジャニーズ感は薄いしだからこそ(ジャニーズ以外に疎い私には)新しい。終盤の「I said a HIP HOP the HIPPIE~」は櫻井イズムを感じましたけど多分それも元々はrapper's delightの踏襲なんでしょう。う~ん深い。音楽って深いしNEWSの可能性も深い。何はともあれ、とにかく「NEWS」を「New Era Will Start」と噛み砕く歌詞ですよ。ここがハイライト。かつてNever Ending Wonderful Storyを夢見ていたNEWS は、いまやNew Era Will Startと新しい時代を予告し自ら切り開いていく強い4人へと進化したんです。それもこんなにポップにキュートにリズミカルに宣言してしまっている。軽やかで前向きなこの曲が今の4人の足取りそのものを歌っているかのようにも聞こえます。4人で一歩ずつ、ファンの手も引きながら確実に、と今まで言ってきてくれた4人の言葉や4人になってからステージに立つ姿をいろいろ思い出して感動に感動を重ねました。なんてかっこいい人たちなのでしょう。面白いなと思ったのは英語で「Ladies&Ladies」と呼びかけるところ。「Ladies&Gentleman」じゃないんだ!NEWSの目の前にいるお客さんは女子そして女子!ジャニーズだね!潔いネ!(笑)

C&Rがある曲なのでセトリでは序盤にくるかな?という予想。会場を温めるのにぴったりだと思います。NEWS担もあまりやったことのないタイプのC&Rだけど今までも\シゲ!/とか\ドーン!/とか色々対応してきたので大丈夫だと思う。ちゃんとC&RできたらNEWSちゃんすっごく喜んでくれるんだろうな~かわいいな~絶対かわいいな~~♡♡

 

 

07.四銃士

ここでも相性が良いと思っている曲の話を。Sweet MartiniとWhis・perの2曲を挙げたいと思います。順序は四銃士~Whis・per~Sweet Martiniがいいかな。それぞれの分類されるジャンルは違ってくると思うけど、使っている楽器の音色だったり、音の厚みみたいなものだったりが近い3曲だと感じていて。何の根拠もなくてごめんなさいなんですけど(笑)でも自分でプレイリスト作ってつなげたらすごくよかったのでおすすめです。ちょっと高級感もあるオシャレ3曲なのでブロックにまとめたらとっても素敵な、大人な空間になると思うんですよ。すでに個性の強い四銃士ですけど、既存曲との組み合わせやつなげ方、もちろん映像などの演出面もすごく可能性があるので、とても楽しみにしています。今回の「QUARTETTO」というアルバムタイトル、コンセプトの誕生のきっかけになったこの曲が生パフォーマンスでどう展開されるのか、そこにNEWSの今の音楽へのひとつの答えみたいなものも見えると思うので期待しています。



08.Wonder

もともとダンス曲が好きで、4人になってもNEWSに求めるのはがしがしのダンスで、アルバムとツアーの自分内評価を決めると言っても過言ではないほど個人的にかなり重きを置いているダンスナンバー。

今回のWonder………

 

 

グランプリ受賞です!\おめでとうございます!!/

 

 

受賞理由としましては、ロックとポップスの融合っぷりだったり、疾走感だったり、曲全体の厚みだったり、それを作る4人のひたすら強そうな歌声だったりといろいろあるんですが、1番に挙げたいのはこんなにかっこいい曲が「Fantasic 4」のテーマソングであるということです。今までのNEWSのダンスナンバーはほぼ恋愛ソングで、大体クラブか路地裏にワンチャン誘われる曲だったんですけど(笑)、今回歌っているのは「Fantasic 4」つまりNEWSのことを歌っている。そもそもNEWSが自分たちを表するのに「Fantasic」を10thから使い続けてるのがたまらなく好きなのですけど、「Hunter」であるNEWSが狙うは君(ファン)のハート、「溢れ出す本能を呼び覚ま」して、NEWSの「奇跡的なサウンド」を感じろ!!とこれまでにないほど男らしく挑発していて、ある意味これは最近NEWSが気になっている人への担降りソングかもしれません。「そろそろ覚悟しないか? 切り札揃えてきゃいいんだ」を歌う4人の顔を見るのが今回のツアー1番の楽しみだし1番の目的。けえたんぜったいかっこいい。けえたんのかっこよさに腰抜かす。私のチケット代は、いや、もはや旅費も食費も何もかもここに注ぎ込まれると断言できる。去年のBYAKUYAがね…っていうのはあるので演出面が少しだけ心配なのですが、Super SONICはあれだけ出来たし、ANTHEMも成功例としてあるので、今回も期待させていただきます。ますださん、お願いします。

 

 

09.ライフ

とても好き。最近のメッセージソングで自己TOP3に入ります。単純な応援歌ではないけれど、人間として前に踏み出すための熱い芯のあるメッセージが詰まった1曲。「エンドレス・サマー」のように優しく背中を押してくれて、「HIGHER GROUND」のようにスタートラインから駆け出す勢いをつけてくれるような、そんな印象です。なんでこんなに好きなのだろうと思ったらテゴマスの「innocence」の竹内さんの作で、そりゃあ好きにきまっとるわ~~と四肢を投げ出してごろーーんでした。おまけにフルスイングに次ぐ亀田誠治さん編曲。もう手放しに好きでした。しかし亀田さんにこんなにすぐまた編曲していただけるなんて有難いですほんっとに…。どこにコネクションがあるのだろうね、JEからのオファーなのでしょうか。今後ともなにとぞよろしくお願いしたいです。

生(と死)を歌うこの曲に、私はいつも「グレート・ネイチャー」でけえたんが演じた篠崎の姿を思い出します。「きっとこうして重ねた日々が 生まれた意味に変わるから」の歌詞なんて特に、篠崎先生が信じていたこと、最後の長台詞で伝えたかった真意に近いと思います。でも同時に「願いは未だあの日のまま 輝くから 僕は現在もこの場所にあるよ」はとてもNEWSで。あの夏「フルスイング」で握り締めた願いを、もう一度たしかめて、しっかり地に足をつけて歩いていく。NEWSがNEWS自身に歌う、2016年のNEWSの隠れた主題歌なのではないでしょうか。

 

 

 

10.チュムチュム

このアルバムのラスボス、チュムチュム先生です。「最初はハァ?!だったけどなんかいい、むしろめっちゃいい!」というおかわり現象がNEWS担だけでなく今や他G担にも広がっていることにほくそ笑んでおります。何がいいって気持ち良いほど歌っている4人の絶対的顔面偏差値。アルバムのレビューだと言っておきながら書いちゃうけど顔が最高&最高。気になる方はPV付初回盤をどうぞ。もちろん楽曲としてもね、まず夏リリースにぴったりの底抜けの明るさと清涼感、それをインド歌謡に寄せてお届けしちゃう今をときめくNEWSさんの歌唱力。もうなんでも歌えるしなんでも踊りますという姿勢も見えるし、他の追随を許さない振り切り感が最高ですよね。馬鹿にするなら真似してみろ出来ないから(圧迫)

さてクラウドでのしげあきさんもチュムチュムを置く位置に悩んだと書いていましたが、コンサートでもそうだろうなぁと思います。でも前回のドーム公演で披露したときも思ったけど、イントロが流れると一気に空気を換える圧倒的パワーがあるので、「ッシャアアア前後の繋がりとかマジどうでもいいチュムチュムが正義じゃああ!!」みたいな勢いで今回もどこでも置いちゃえー!と思ってます(笑)ここまで音楽音楽言ってたけどいいから黙ってこれを聴けェェみたいな(笑)今年もこれが東京ドームで6月に聴けると思うと、あぁ我々はチュムチュムに始まりチュムチュムに帰るエンドレスストーリーを生きているのかなと胸が熱くなりますね…チュムチュムアチャチャ!!(完)

 

 

11.Departure
ベースの音楽がちゃかちゃかピコピコしたサウンドで、耳なじみはよくNEWSっぽくまとまってるけど、最近の曲には無かった感じでちょっとした懐かしさを覚えた曲。「みんなのいる世界をひとつに~愛をもっとGive&Takeしましょう~」を思い出しました。あとTAKA3の作曲で言うとテゴマスの「ハルメキ」の雰囲気もあるなと。Departure=出口というタイトルに反し終始明るくて、誰にでも届きやすいシンプルな言葉が続いているのもNEWSの応援歌ならでは。泣いてもいいよ、と言ってくれるのも、「夢」という単語が多く出てくるのもどこまでもNEWSだなぁと思います。特に好きなのは大サビ。珍しくこやしげだけが大サビを担当しているんです。成長。可能性。ドヤァ。それから「そう自分の扉 開けられるのは この世に君しかいない」のパートをけえたんに歌わせてくださったディレクターさんには全力で御礼を言いたいです。今の自分の状況にも重なってずっきゅーんと届いたので、このパートがけえたんでとても嬉しくて。ステージでもどんな顔をして歌うのか楽しみにしています。

 

 

12.ヒカリノシズク

しげあきの世界一エモいライナーノーツに全部持っていかれた感はあるので今さら何を言うこともないのですが、両A面だとかドラマとのタイアップだとかを抜きに考えたとしてもとにかくひたすらに美しい曲。力みすぎないちょうどいいNEWSのパワーある歌声と、メッセージ性。フルスイングへのアンサーソングのような雰囲気もあり、4人のNEWSといえばなクオリティですが、だからと言って「NEWSらしさ」は失われていなくて、あの夏からずっとNEWSをアップデートし続けてくれていることを改めて実感した曲。音楽的に十分美しいこの曲に様々な付加価値が乗ってこんなに大切な一曲になったことが嬉しいし、この嬉しさをこれからもずっと大切に覚えていたい。これから変わってしまうこともあるかもしれないけれど、今までNEWSと歩いてきたことや、ひとつひとつ大切にしてきたことは忘れないでいたいなぁと、毎回そんなことを考えながら聴いている曲です。

 

 

 

13.LIS'N [Vocal:増田貴久]

Peek a Boo...、REMEDY、Beautiful Skyeと続いてきたEDM(えーどうしようますだくん好き)(個人の解釈)サウンドの集大成というかクライマックス感あふるる曲。単純に今回の曲のメロ、構成、使っている音がめちゃめちゃ好きです。電子音よりアコギの音がメインなのもおしゃれだし、Bメロなんかはコーラスも多いですがそこに乗せてるますだくんの低音がたまらなく好き。ここまで英語詞が多いのも初めてだと思うけど英語で歌うの上手ですよね。振付も今までと同じチームだそうで、かっこいいこと間違いなしですが、前回が割と神格化されていたというか、ファンが声援をあげる隙すら無い雰囲気だったので、今回はもうちょっとクラブミュージックぽく落としてきてほしいなという淡い期待をしています。ちょっとストリートっぽくもあるので歓声を浴びてほしいなと。それに最近のスキのないますだワールドもとてもかっこいいしそれはそれは神聖なのだけど、ますだくん笑って~っていう単純な希望もあって(笑)「俺の声を聴け」のテーマをどのように対ファンに提示してくるか、上からくるのか同じところからくるのかそもそもこないのか…(目線の話)どうなったって素敵なのでしょうけど、楽しみですね。

そういえばクラウドでしげあきが「piece of cake」の国語的な意味をますだくんに聞いて初めて知った、と書いていたのがすごく意外だった。しげあきならそれくらい当然知っていそうというか、英単語そのものの意味よりこういうことわざの方がうんちくとしてたくさん知ってそうだと思ってた。しげちゃんでも知らないことあるのねかわいいね(しげ褒め)(ますだくんの話だったのに)

 

 

14.愛のエレジー [Vocal:小山慶一郎

………………………………大好きっ!!(搾り出した)

安心と信頼の自担ソロ、今回も好きすぎてどうしましょう状態。歌詞はまぁ自作ではないので今のところ結構さらっとさくっと捉えているしどっぷりぞっぷさんやなあ〜という感じなのですが、まず自分には悲哀の歌詞と歌謡曲が合うと捉える的確なセルフプロデュース力に脱帽。なんたる高品質保障。それから今回はとにかく歌声歌い方。最初から最後まで完璧すぎて言うことなしです。ここまでテンポ感のあるソロも初めてだったと思うけど、速いリズムとちょっと息を切らして歌うのが愛に溺れる様を表してる。というかそもそも根本的にまた上手くなった( ;  ; )天才( ;  ; )31歳天才( ;  ; )ずっと天才( ;  ; )ってなります。特に好きなのは「誰と恋に落ちたって」「追憶のエレジー」「他の誰かと眠ってる 消せない」「不器用な男なんだと」「時間を戻せるなら離したりはしないよ」「終わらないエレジー」「探して」「追憶のエレジー」(2回目)です(極細)ハァ天才かっこいい。

ここまでですでに耳が最高の幸せを迎えているのにこれからパフォーマンスも観れるなんて自分で自分の目がうらやましくなっています。ダンスも照明もバックの使い方もステージの構成も全部全部楽しみ。顔もしぬほどかっこいいのが約束してされてるのでもうどうしよう。衣装はジャケットスタイルでくるのか、あえてのゆるトップスにダメージジーンズのヒモスタイルでくるのか、そもそも着てるのか…期待が湧いて湧いてとまらないからもう何も考えずいきたいです。初日を見た私の遺言はこうでしょう。「愛のエレジー…」(以上全て誹謗中傷は受け付けておりません)

 

 

15.星の王子さま [Vocal:加藤シゲアキ]
しげ担の皆様の咀嚼と分析と考察がもう素晴らしくて素晴らしくて出る幕一切ありません。担タレが過ぎる。愛ってすごい。まずはコンセプトにこの作品を選んだしげあきのぶれないロマンチック精神と文学への敬意。それから原作への愛情をベースに自分なりに料理した今回の世界観。それらすべてに脱帽ですしぐうの音も出ません。難しいことをしているし、私の足りない知識と考察力では何も言えないけど、あえて語るのであればしげあきの選ぶ英語が好きです。特に「Invisible to the eye」が好きかな。原作で示される「大切なものは目に見えない」のフレーズからくるこの文節なのですが、hiddenでもlatentでもなくinvisibleを選ぶあたりが個人的にはキュンときました。主語を歌詞の主人公ではなく"大切なもの"に置いているのもあるし、単純にとても伝わりますよね。それから「BitterもいつからGood tasteになる」でbitterの反義にgood tasteを持ってくるあたりも、先生さすがですわ〜とうなるくらい好きでした。

そもそものコンセプトが壮大だし文学的なので演出はまったく想像できないのだけど、意外とシンプルに王子さまの世界をビジュアルでも示してくるのかな。「星」を散りばめた演出で、でも歌の主人公は王子さま自身ではないから、旅人のような存在に扮したり…?(そういえば「星の旅人」というC/W曲もあるじゃないですか・・・!)ロマンチックしげあきにうっとりする4分間になりそうですね。

 

 

16.Encore [Vocal:手越祐也]

好きで好きで好きでたまらないです。どうしましょう。毎晩10回ずつ聴いて10回ずつポロリ泣いてます。こんな悲しい恋愛をしたことがあるわけでも、てごちゃんに恋してるわけでもない()のですけど、泣けてしょうがない。ツアー会場でもしぬほど泣く自分が容易に想像できます。

自作詞ではないものの、てごちゃんのあのキャラクターから離れたピュアでまっすぐな本当の部分(とは言いつつのただのヲタクの願望ですけど)が垣間見えるような歌詞で、難しくないシンプルな日本語の羅列がとても切なくて綺麗です。もちろんメロも素敵だし、千葉さんのピアノもほんとに最高。ピアノがこの曲のもう1人の主役だと思うので、今年はどうパフォーマンスしてくれるのかとても楽しみです。歌声も今までで1番じゃないかっていうくらい優しく語りかけるようですよね。あとサビの「笑ってよ キスしてよ もう一度」の「もう」をほんの少しだけ、ほんとに気持ちだけ食い気味に歌ってるんです。ほんっとに少しだけ、多分楽譜には載らないレベルの、耳にだけ届く音符で。そこがもうたまらなくて、何回聴いても「うぅ…っ」とくる。

それからこの曲を歌うてごちゃんを想像すると頭に浮かぶのが黒髪ストレートの、2005~2006年くらいのてごちゃんで。それは多分歌い方がどこか「ずっと」や「砂時計」を思い出させるものがあるからなんですよね。とても勝手な受け取りをしてますけど。特に「これが最後の恋だろう、だなんて」の「ん」の発音がとても砂時計。多分口を「ん」の形じゃなくて「う」の形で歌っている故のこの「ん」なんですけど、あの頃のてごしくんの歌い方だなぁと黒髪ストレート期を思い出して「大きくなったねぇかっこよくなったねぇ」と涙をぬぐわずにはいられない。どこまでを無意識に、またわざとやっているのか気になっているので今度てごし担と話し合いたいと思います。細かいね。あともうひとつ細かいついでに言うと、大サビ最後の「~求めてしまうの」からサビの「わからないの」の続き方?導入?が残念ながらひと息じゃないんです。確証は無いんですけど、「求めてしまうの」までと「わからないの」からをそれぞれ別で録ってくっつけているから、切れてる。それがほんっっっとに残念。あそこでてごちゃんのブレスがあったら、少し切ないブレスが聴こえたら、もっともっと泣ける曲になったと思う。ほかが文句なしなだけにここだけ残念です。

…ね、めっちゃ聴いてるでしょ(笑)

 

 

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初めて通して聴いたとき、NEWSにはこんなにやりたいことがあるのかぁ…まだまだこんなにあるのかぁ…そっかそっかぁ…(泣)と心臓がぎゅう…っと締め付けられるような感覚になりました。NEWSの飽くなき音楽への探究心と挑戦の意欲に対する、驚きと、付随する少しの切なさ。それを上回る大きな大きな愛おしさ。こんなにやりたいことが湧き出てくる人たちにどうしたらもっと活動させてあげられるんだろうって思うし(最近の追い風はもちろん感じてますが甘んじずにいきたい)、やりたいことが溢れるほどあったのにやれない時期がきっと今まで何度もあっただろうなぁともう取り戻せない時間を思って少し泣きました。もう何を言ったってしょうがないのだけど、時々こうやって悲しくなるんですよね、まだまだ。相変わらずかさぶた状態で。確実に小さくなってはいるし、「まだこんなに痛い」と主張するつもりはないけれど。でも気づけば6人でNEWSをやっていた時間より4人でやってる時間の方が長くなっていて、4人で歩いてきた時間が決して薄いものではなく、短くも長くもないそれ相応の中身を伴うものであった/あることを証明してくれるアルバムになりました。そのタイトルが「QUARTETTO」、4人で奏でる。誰かに頼るのではなく、4人で、音楽を作る。こうやって4人が出してくれるひとつずつの答えと次へのヒントがほんとうに大好きで、これからももっともっと拾って行きたいです。音楽と、それを作り上げる愛情がある限りこの4人はどこまでも行けるし、必ず私を置いていかずにいてくれるのだろうなぁと、大好きな人たちの頼もしい背中を感じられる名盤「QUARTETTO」へ、ツアーの成功祈願を共に寄せて。そしてもっともっとたくさんの人にNEWSの音楽が届きますように。