My Graduation!

今日3月2日、無事に高校を卒業しました。
いつもと同じように起きて、いつもと同じバスと電車に乗って、いつもの友達といつもの道を歩いて、いつも通り学校に行ったから、卒業するという実感がなかなか湧きませんでした。卒業式も理事長とかがなんだか面白かったから(失礼)全然泣いたりなんかしなかったんだけど、最後のHRで先生が一人ずつに言葉をくれて、後輩から花束をもらった瞬間、もう終わりなんだ、って思って泣いてしまいました。先生も後輩もわたしなんかのために泣いてくれて。クラスの友達も一人ずつ言葉を言って、親、先生、友達にお礼を言って。涙腺崩壊しました。
以下、ここであまり詳しく語ってこなかった私の高校生活をちょっと語ってみましたー。写真も出てくるので携帯の方ご注意ください。


わたしが3年間通ったのはちょっと特殊な私立高でした。4つのコースに別れていて、それぞれレベルや卒業後に目指す道、在学中の海外研修の場所と期間が違います。わたしはその中の、2年次にアメリカかカナダに1年間留学し、難関私大への進学を目指す留学進学コース、略して'留進'に所属してました。このコースはもともとの定員が20人というすごく小さなクラスなんだけど、わたしの学年はさらに少ない、9人でした。1クラスが9人。知らない人から見ればだいぶ異様な光景だったみたいです。教室はこんな感じでした(笑)。


かなり贅沢に教室を使ってましたね(笑)。3年間、「え、9人しかいないの?」「少なっ!」と珍しがられる非常に肩身の狭い思いをしてました。おかげで人にじろじろ見られるのに慣れました(笑)。

留進といえば、やっぱり勉強。時間割は1日8時間で、とにかく勉強勉強勉強の毎日でした。1年生の時は、留学に行く分日本の高2の勉強もしなきゃいけなかったので、1学期のうちに高1の英語を終わらせて、夏休みも毎日授業で世界史や国語もがりがりやりまくって。時間との闘いだったので夏休みは10日くらいしかなかったな。勉強合宿でありえない数の英単語・熟語を暗記したり、毎日異常な数の宿題をこなしたり、定期試験ではノルマが課されたり。遊びとか自由とか'普通の高校生'にあるもの全てを我慢して、毎日とにかく机に向かいました。でも留進はこれが普通で当たり前だったから、弱音なんて吐いても無駄で、ただやるしかないっていう空気の中毎日5時間睡眠とかを続けて。ある程度は覚悟して入ったけど、やっぱりつらかったです。うん、超辛かった。でもこの努力のおかげで今の自分があると思うし、これから大学で勉強したり社会に出るときにも自信になると思うから、良かったと思う!
そしてそして、もうひとつ留進と言えば、というか私の高校生活と言えば、留学。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、07年4月から08年3月までカナダに留学しました。この1年は本当に濃厚で、いろんな経験をして、いろんなことを考えて、思って。正直言うと、良い思い出より辛くて苦しい思い出の方が多かったし、辛かったからこそ覚えてるんだと思うけど、でもそのどれもが今の私を作ってる要素だし、日本にいたら絶対に味わえなかったと思う。すごく大きな1年でした。

帰国してからはここにもさんざん綴ってきた通り、受験一色。留学の余韻に浸る間もなく、また勉強勉強の毎日でした。一応学校で1番上のレベルにあるクラスだからプレッシャーもあったし、9人で先輩たちと同じくらいの実績を残さなきゃいけなかった。毎日ひたすら同じことの繰り返しで、同じメンバーと顔を合わせて、ひたすら我慢我慢で。みんながストレスを感じてたし、いろんな思いに押しつぶされそうだったけど、やっぱりお互いを理解して支えあえたのはこの9人でした。誰かが崩れそうなときは他の8人で引っ張って、全体に重い空気が流れてる時は、ひとりひとりが意識して持ち直して。すごく個性的なメンバーで、仲良くなれるか不安なこともあったけど、この9人だからここまでやってこれたし、この9人だから今日を迎えられた、そう思ってます。誰が欠けても留進15期生は成り立たなかったよ。みんな第1志望に合格できて本当によかったね。わたしだけが進路が決まらないまま卒業することになっちゃったけど、みんながいるからもう何も怖くないよ。3年間本当にありがとう。わたしを9人の中にいさせてくれて、ありがとう。


この先どんな未来が待ってても、この高校生活で得たもの、学んだこと、繋いできた絆を大切に、前へ前へ進んで行きます。


最後に。
毎日早起きしてお弁当を作ってくれて、いつもそばにいてくれたお母さん。普段は何もいわないけど、困ってる時は必ず助けてくれるお父さん。応援してくれたお兄ちゃん。本当に本当にありがとう。これからもよろしくね*