2013/9/15


2013年9月15日になりました。
2003年9月15日に誕生したNEWSが、10周年を迎えました。


この大切な日に寄せて今NEWSに思うことを言葉に残そうと、この夏を通してずっと考えてはきたのですが、今のこの大きすぎる気持ちをうまくまとめてくれる言葉が見つかりません。言葉にしようとしても「10年かー…」としか言えなくて。ここ最近はただ、「10年」という数字の重さをひしひしと感じています。だけどがんばって言葉にしてみようと思います。


NEWSが歩んできたこの10年間を振り返ろうと思っても、とても簡単には振り返られないほど、自他ともに認める激動の10年間でした。
9人のメンバーが集められて結成したものの、正式なデビューなのかわからないまま活動を始めて。すぐに8人になってしまったけど、探り探りの中初めてコンサートをやって、メジャーデビューが決まって。コンサートやリリースを少しずつ重ねて、大きな会場でコンサートをやったり1位を獲ったり全国ツアーを完走する喜びを知りながら、メンバー同士も分かり合って好き同士になって。でも、そうしたら、「さようなら」もなく去っていく人が、2人いて。「NEWS」を名乗れない時期を経験して、「一人」を経験して、グループへの思いを一人一人が強めて。年が明けてまたグループとして動き始めたら、もっともっと大きな夢ができて。いつまで経っても流れる時間はゆっくりで、遠回りもしていたけれど、それでも着実に経験を重ねて。ひとつひとつが嬉しくて、なんでもない毎日が楽しい。そんな6人だった。でも、4人になった。信じられないくらい寂しくて悔しくて怖い出来事だった。また壁に当たった。だけど、それから約2年が過ぎて、あの日カーテンが開いてから、10年が経ちました。NEWSというグループは、10周年を迎えました。

確かにNEWSが重ねてきた活動は10年間分の量ではないかもしれないけれど、今NEWSでいてくれる4人と、NEWSを作っている周りの人、そして見守る人たちが「NEWS」という存在に注ぐ愛情と熱量は、10年という数字以上の量だと、間違いなく言えると思います。10年間「NEWS」であり続けた4人が、今、こんなにも強い気持ちを持って「NEWS」でいてくれている。それが10年間NEWSのファンでいる私が今1番幸せに思うことです。
それに、この10年間でNEWSが届けてくれた出来事はどれ一つとっても無駄なものはなかったし、必要で、必然であったと思えることも幸せなことだなと思います。辛かったことも、悲しかったことも、今こうして幸せにステージに立つNEWSを見るための大切なステップだったと落ち着いて素直に思えるし、そう思わせてくれているNEWSに心から感謝しています。今こんなに穏やかな気持ちで10周年を迎えられているのは、ずっとNEWSとして私たちの前から消えないでいてくれた4人のおかげでしかありません。本当に、本当に、ありがとう。その気持ちでいっぱいです。

4人には今まで以上にたくさんの夢を見てほしいし、叶えてほしいし、叶えるための努力を惜しまないでほしいと思っています。10年後、20周年を迎えるときに今よりももっと、「NEWSでよかった」と笑っていられるのなら、苦労も試練も乗り越えていってほしいです。今ならNEWSに何があっても大好きだと胸を張って言えるたくさんの人たちがいるし、それを4人もわかっていてくれてると思うから、ただ前を向いて、フルスイングしつづけていってほしいと思います。この節目を良い意味での通過点にして、10周年を超える節目をたくさん作っていってください。今、4人の目の前にはあの披露宴会場の時よりもっと大きなカーテンが用意されていて、その先にはもっと明るい景色が広がっているはずです。その景色を見せてあげるのはわたしたちの役目でもあるけれど、カーテンを開くのは4人。もっと良いところに連れて行くから、ぜひ、カーテンを開けて走り出してください。カーテンは絶対に閉まらないから、安心してね。

悔しいこと、悲しいこと、いっぱいあったね。
不安に負けそうな日も、現実を受け入れられない日々もあったね。
我慢もしたし、冷めてしまった時もあったよね。
でも、楽しいこと、嬉しいこともあったよね。
NEWSにいたから見れた景色も、NEWSにいたから味わえた気持ちもあったよね。
NEWSでよかったなと思うこと、たくさんあったよね。
NEWSが、みんな大好きだよね。
今4人にこう聞いたら、世界で1番綺麗で、明るくて、頼もしい笑顔でうなずいてくれると思います。だからこれからも私はついていきます。NEWSがてっぺんに立つと信じて。今までもずっとそうしてきたように。

チャンカパーナ」をリリースして1位を獲ったとき、デビューのときよりもたくさんの「おめでとう」を言われた、と去年ますだくんが言っていたのが、ずっと胸にひっかかっていました。もしかしたらこのグループの誕生は、あまりお祝いされなかったのかもしれないな、と。だから、今日のこの日は、デビューの時より、再始動のときより、そして「チャンカパーナ」を出した時よりももっともっとたくさんの「おめでとう」をNEWSに届けたいと思います。たくさんの「ありがとう」と「愛してる」を隣に添えて。


NEWS結成10周年おめでとうございます。


2013/9/15 まり