SEMINAR 6/2(昼) 感想

念願のローレン様を観てきました☆以下、私の感想です。ネタバレもあるかと思いますので、特に携帯からの方お気をつけ下さい。


開幕からかなりあったので割と早い段階でネタバレは読んでしまっていたのですが、みなさん「結末は書けない」的な感じだったので結末は知らなくて。でも今日実際に見て、結末が書けないという意味がわかりました。あれは私も書けない。というか、個人によってあの結末の解釈は違ってくるんじゃないかと思いました。物語の終盤ローレンは自殺を図るわけですが、最後はみんなに抱き抱えられて、生還する。つまり、死ぬことはできなかった。私はそれでもローレンはもう死ぬことしか選択しないのかと思ったけど、最後の最後、びしょびしょに濡れたローレンは笑顔で空を仰ぐ。どこかすっきりしたように。生きてることを実感するかのように。ローレンは結局どうしたかったんだろう?これはちょっと1回観ただけではわからなかったなぁ。結末を知ったからこそ、また最初から観たいと思える作品でした。*1
しげさん演じるローレンは、一言で言うと難しい人でした。付き合うのが、接するのが難しい。わかりずらい。色んな性格を持っていて、相手によって自分を変えられる。状況によって自分をどこまで出すかコントロールできる。そして、女の扱いがうまい(笑)まぁあれだけでベッドまで行ってしまう女も女だが、それにしてもローレンは仕事が早い(笑)散々偉そうなこと言って、おまえこそフィレンツェに何しに来たんだ、と思ってしまったのは事実です(笑)でもまぁそれもローレンが人付き合いが苦手で誤解されやすい人間であるがためであり、あれが彼なりの手段で、全く愛が無いとは言えないのかもなと思いました。実際他人に優しい面もあるし、思いやりもあると思う。ただ手段が問題なんだよね、彼の場合。でも男友達とはそれじゃ困るわけで…。お互い本心を言えるだけの仲ではあるんだから、あとちょっと、ローレンが周りとうまくやれる日が来ればいいのになと思いました。テスに学ぶことに挑戦させたり、ジェイソンを薬から離そうとしたり、自分のためじゃなく人のために動く、勇気を出すことができるはずなんだから。あーでもなー、「(自分は)変わりたくないんだ」と泣いてたあたり、どうにもできなさそうだけど…どうしようかねぇ全く。厄介だよ全く。←
ストーリーに関する感想はこの辺にして。ローレンに扮するしげさんはスタイルが良くていけめんで、舞台映えするなーと終始見とれてしまいました。声も通ってたし、振る舞いも素敵でした。女性陣に迫るとこはドキドキさせられました(*´`*)そして座長として頑張ってる姿はきらきらしてたよ!カテコでは真摯に、でもちょっと照れながら客席に礼をしてて、かわいいなーなんて思いました。びしょびしょで寒そうなとこがまた良いよね(変態かw)「東京公演はあと2回、明日が千秋楽です東京は。まぁ最後まで気を引き締めて、…風邪ひかないように(笑)、ね、頑張ります。本当に今日はありがとうございましたぁ!」と言ってました。カテコで喋るのいいなー。けえたん千秋楽しか喋んないからうらやましいですー。最後は深く一礼して、客席に向かってキメ顔を作って(笑)去って行きました。さすがいけめん。他の共演者のみなさんも素敵な綺麗な方ばかりだったけど、座長も素晴らしかったよ!何よりあの内容をここまで毎日やり抜いてきたことがすごいと思いました。まだまだ大阪公演もあるけど、最後まで素敵なお芝居ができますように!きらきら頑張ってるしげさんを見れて本当よかったです。ありがとう!

*1:でもそれっていいことだよね